● はがねのつるぎ的な
みなさんこんにちは。 ストーンヘッズディレクターの三ツ矢新です。 早速ですが、丸谷先生情報〜〜! 先週PCの調子が悪くなったということで、 このコラムをお休みした丸谷先生ですが、 週が明けて、メールが使えるかどうか分からないので、 電話をしてみたところ、通話中で繋がらない。 何度も掛けてみたんですけども、その日は結局繋がらなくて、 翌日ようやく繋がって事情を聞いてみたところ、 なんと家電の受話器が外れてたというサザエさん的オチ。 で、肝心のコラムはと言いますと、 先週の仕事の遅れを取り戻すために、今月はちょっと手が回らない、 ということで、 楽しみにして下さっている方には申し訳ないですが、 『丸谷秀人のつぶやき千里』は来月に復帰ということなります。 ごめんなさい! ……というわけで今週も私、三ツ矢新が担当させてもらいますが、 今週は何の話をしましょうかね。 アナルの話をしましょうか。 唐突ですねえ〜。 でもここはエロゲー会社ですから、 ちょっと気を抜くと、アナルの話が出てきちゃうんですねえ。 「調教ゲーの基礎コマンドにアナル開発が必要かどうか」 という話でした。 基礎コマンドというのはアレですね。 『SEXFRIEND』で言えば「胸を揉む」とか「フェラチオ」とか、 そういう毎ターン必ず選べるコマンドのことです。 このお題でスタッフ内で意見が割れまして、 “必要ない派”の意見としては、 「アナルっつったらアブノーマルプレイの代表みたいなもんでしょ、 そんなの特殊イベントで充分。 基礎コマンドで毎回選んでもしょーがないでしょ〜」 というもの。 僕は必要ある派なんですよ。 なぜかというと、アナルは時間かかりますからね。 ほら、ほぐさないといけないから。 いくらエロゲーがファンタジーだからといって、 アナルに即挿入、即絶頂ってのは、いかにも嘘くさい。 いらない派は、 それは1シーンで時間掛けてほぐす描写書けばいいじゃん、 とかね、しゃらくさいこと言いますけどね、違うんですよ。 毎ターン毎ターンじっくり開発して、 時間掛けた末にようやく挿入できた時に、 ゲーム的な感動が生まれるわけなんです。 RPGで今まで苦労してた敵が簡単に倒せるようになったみたいなね。 「はがねのつるぎ」をようやく買えた、的な。 そういう感動ですよ。 これは基礎調教にしないと味わえない感動ですからね。 ここは譲れない。 結局この話、最終的には多数決で決着しよう、ということで、 投票したんですけど、スタッフ内では“必要ある派”が多数派でしたね。 まあ、当然の結果なんですが、 “必要ない派”が悪あがきしまして、 「こんな少人数の多数決じゃ納得できない、世の中に広く問いたい」 と言って聞かないので、下に投票フォームを作ってみました。 この結果は重要ですよ! ことあるたびに 「ほら、世間様はこうおっしゃってる。数字にも出てるじゃないかああ!!」 とか何とか、会議で意見を押し通すダシに使われかねないですからね。 よ〜く考えて正直な心で押してみてください。 ※投票は終了致しました。 ご協力ありがとうございました。 それでは、今週はここまで。 ではまた! <おしまい> 2010/11/26
● 丸谷秀人伝説
みなさまこんにちは。 ストーンヘッズディレクターの三ツ矢新です。 予定では今週は丸谷秀人先生がスタッフルーム担当だったんですが、 折り悪く丸谷先生のパソコンが壊れたということで、 代打で今週も僕が書くことになりました。 パソコンの調子が悪くなった云々、というのは、 原稿が遅れているライターの言い訳としてもよくあるネタですが、 さすがにこのコラム程度で使うのは勿体無い大ネタですので、 多分本当に調子が悪いんでしょう。 (そもそも丸谷先生はそういう慣用句的な言い訳はあまりしないタイプです) とはいえ急遽決まったことなので、僕の方も何を書くか考えてないです。 そこで今回はストーンヘッズに伝わる「丸谷秀人伝説」をいくつか紹介してみようかなと思います。 あくまでも伝説ですので、誇張や歪曲は当然ありますよ! くれぐれも鵜呑みにしないように! ……というわけで早速いってみましょう。 伝説1:丸谷ルーティン
伝説2:キーボードのenterキーを叩き割る
伝説3:500円しかない!
伝説4:一晩で100kb
伝説5:丸谷オーケストラ
<おしまい> 2010/11/19
● 『お薦め』
みなさまこんにちは。 ストーンヘッズディレクターの三ツ矢新です。 朝晩の冷え込みが増してきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか? 僕は寒いので引き篭もってます。 ウソです。 ディレクターという職業は、人と会って話をするのが仕事です。 まあ、放っておいたら何日でも引き篭もりがちな身としては、 それでようやくバランスが取れているような気もします。 人と会うと――特にライターや原画家なんかと会って話をすると、 何かと漫画やらアニメやら映画やらを薦められますね。 もちろんこちらから聞くこともあります。 その人の人となりというか、アタマの中のイメージを知るには 良い手がかりとなりますからね。 あとは、そういった具体的な共通の話題があると次回以降話が弾みやすい、 というオマケもあったりして、 「お薦め」というのは一粒で二度おいしいんですよ。 そんなわけで、僕が見たりやったりするものは、 他人に薦められたものが多いです。 薦められたものは大体楽しめます。 作品自体にピンとこなくても、薦められた相手に興味があれば、 「これのどの辺りにあの人はピンと来てたのかしら」 等と思いながら見られるので、案外楽しいものです。 時には食わず嫌いでいたジャンルに、 手をつける背中を押してくれる役目をしてくれて、 後日薦めた本人よりもハマってしまったり、 ということも少なくありません。 と、そういう良いことずくめだと思っていた、 「お薦め」なんですが…… ストーンヘッズWebラジオ『中目黒わくわくモンキーパーク』の 一番最後の特別編(期間限定配信だったので、今では公開してません) に出ていた右大臣(仮名)さんという方が居ます。 エロゲーのシナリオライターの方です。 この人が、ちょっと前に、ある漫画をお薦めしてきたんですよ。 「僕はこういう漫画が好きなんだ」と。 お、きたきた。来ましたよ。 右大臣さんとは、丸谷先生ほど付き合いは長くないので、 まだまだ右大臣さんを知りたい。 僕は内心小躍りしながら漫画のタイトルをメモりました。 で、さっそく手に入れて読んで、 「次話すときはこの漫画の話をきっかけに話を膨らまそう、 きっとたぶん、こだわりのある話がまた聞けるぞー」 等と考えてわくわくしながら挑んだんですが、次の機会に返ってきた言葉が、 「あ、俺まだ読んでないわ、それ」 はい? どうも、タイトルや絵の雰囲気で「恐らく自分が気に入るだろう」と 思って買ったはいいけど、タイミングが無くてまだ読んでない、 ということだそうで。 なんだそれなんだそれなんだそれ。 心の中で3回呟きました。 こういうリアクションは今までなかったんですよ。 ふつう他人に何か薦める時って、薦める人はちょっとイイ気分なはずなんですよ。 というか今まで会った人は大体そうだったの! その後、僕は右大臣さんとどういう会話をしたのか…… イマイチ思い出せませんが、予定がすっかり狂ってしまったので、 それほど盛り上がらなかったでしょう、多分。 ……と、こういう人も中にはいるので「お薦め」に頼るのもほどほどに。 といったところで、また次回! <おしまい> 2010/11/12
● 開発現場と卑語とワタシ。
みなさまこんにちは。 ストーンヘッズディレクターの三ツ矢新です。 気が付けばもう11月ですね。 開発、してますよー。 情報公開のタイミングはもう少し先になりそうですが、 日々あれやこれや「エロいとはなんぞや?」「可愛いとはなんぞや?」 と秋らしく哲学的なことを考えてます。 ……というわけで、今週はそんなエロゲー開発の内情を一つ。 ご存知の通り、ストーンヘッズはエロゲー会社です。 エロゲー会社というのは仕事柄エロい話をしなければなりません。 「そういうの」が好な人たちが集まってるんだから、 さぞ現場は卑猥な単語やシモネタが百花繚乱雨アラレかと思われる方もいるかもしれませんが、実際のところはそうでもないんです、これが。 いや、もちろん好きですよ。エロい話は。 でもね、ゲームですから。二次元ドリームマガジンですから。 基本妄想なんですよ。 キャラクターや物語、ゲームという体裁を通じてじゃないと、 恥ずかしくてたまらない。 まあ、そういう羞恥心があるから、 より一層エロいことに対する執着が湧くんですけどね。 でも仕事なんです。 その妄想を形にしないといけないんですよ。ええ。 そして、指示出しや打ち合わせという形で外にアウトプットする時は、 感覚的にはもうそれは現実のものなわけですね。 一口にアウトプットと言っても、色々ありまして、 極力文字を介してやりとりすれば、この手の恥ずかしさは軽減されるんですが、 そこはそれ、人と人とがやりとりする仕事ですから、 口頭で物事を進めた方が圧倒的に良いケースもあります。 これが難しい。 例えば、原画や塗りの指示ですね。 だいたいCGや絵を一緒に見ながら、あーだこーだ指示した方が早いですから。 そんな時の局部の呼称なんていうのは、 だいたい「あれ」とか「それ」とか「そこ」とか、 せいぜい「あそこ」とか「性器」とか。 ストレートにチ○コマ○コとはなかなか言えません。 未だに、その部分に言及する際は、ちょっと考えますからね。 稀にその会話の流れに合った単語が出てこなくて、無駄に言い淀んだりもします。 これは僕に限った話ではなく、 開発室内でも、他の会社のスタッフさんたちと話す時でも、 「あ、この人、今あそこの単語を探してるな〜」 と思う間を感じることがあります。 そういう時は、 「まあ、分かりますよ」とか「まあ、そこですね」 とか言って話を先に進めるよう促すわけです。 余談ですが「分かりますよ」の方は、 「どの部分のことを言ってるか分かります」 「ストレートに言い辛いのは僕も身に覚えがあるので分かります」 の2つの意味が込められるので、個人的にプッシュしたい切り返しです。 ただ、こういう対面で話している時は、 まだ相手も「そういう話をしてる。しなきゃいけない場なんだ」 というある種の共通した空気というか、共犯関係を感じながら話が出来るからまだましです。 音声収録やラジオ収録の現場なんかは、その顕著な例ですね。 密閉性の高い空間で行われていることも相まって、 その手の恥ずかしさは、かなり薄くなります。 逆に口頭のやり取りの中でも、さらにハードルが上がるのが 「電話での打ち合わせ」です。 開発室も四六時中エロいことばっかり考えてるわけはないですから、 明らかにチ○コマ○コと言えない空気の時もあるんですよ。 隣で黙々とスクリプト作業やフラグチェックしてる人が居たりして。 で、体はそういう場にいながら、 電話の向こう側の相手とは、チ○コマ○コの話をしなければいけない時があります。 これはかなりレベルが高いシチュエーションですよ。ホント。 未だに無意味に口ごもったりしちゃいます。 だがしかし電話だから黙ると話がイチミリも進まない! さらに電話の相手は、こちらの現場の空気なんか当然分からないし、 向こうは向こうで「チ○コマ○コ言える空気」になってたりしますからね。 この空間を隔てたギャップは如何ともし難い。 「でもチミ、そうは言ってもさ、これ、お仕事だから。オシゴト」 ごもっとも、ごもっとも〜。 なんですが! この理屈ではどうしても押さえきれない恥ずかしさががががががが。 ……と、今日も一人開発室の床をゴロゴロと転げ回るのでした。 <おしまい> 2010/11/05 過去の更新 2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2011年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2010年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2009年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2008年 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |