● 丸谷秀人のつぶやき千里・第19回

突然だがここ1週間ばかり本の上に寝ている。

比喩ではなく文字通り本の上に寝ているのだ。

いつも本を収納している場所が、ある個人的な理由で使用不可能になり、
避難させざる得なかったのだが、あいにくと自分の布団が敷いてある空間以外、
使えるスペースがなかったのだ。
正直、本を体の下敷きにするというのは気が進まないのだが上記の理由で
やむおえない。そんなわけで、30センチの高さに積み重ねた本の山の上に
布団を敷いて寝ている、というわけだ。

この男、まるで初体験のような顔をしているが、本の山の上に寝るのは
2度目である。ちなみに1度目は高さ10センチほどだった。間違い探しかよ。
更に言えば1度目の時も、収納している場所が使えなくなり（以下同文）
であったのだ。

1度目の方が少ないのは、本を積む作業に少し余裕があり、
ついでに大量の本の処分を決行したため、積んだ量が少なくてすんだからだ。
1度目の時。なんと言っても一番印象に残ったのは、固い、これである。
背中に本がごつごつとあたるのである。
一応、水平になるように積んだのだが、本というのは文庫本、単行本、
新書、原画集、同人誌と厚さも大きさも様々で、これをぴっちりと
水平に敷くというのは中々に難しかったりする。
しかも寝床なのでさっさとカタをつけねばならず作業時間可能な時間も短い。

そのようなわけでいざ寝てみると、小さな段差があちこちにある上に、
動けば少しずつずれて更に段差は拡大する。こうなると背中や太ももに
ごつごつした感触がイヤな感じに襲いかかってくるのだ。更に具合の悪いことに、
寝ている時というのは、枕が変わると眠れないという現象がしばしば起こるくらい、
環境の変化に敏感である。いつもと異なる固くごつごつした感触に襲われると
当然ながらなかなか寝付けない。寝付けないと更にごつごつが気になってくる。

私はかなり怠惰で寝付きがいい人間なのだが、
それでも2時間以上眠ろうと格闘するはめになった。
そんなわけで、朝起きると寝不足な上に腰が痛いという日々が1週間続いた後
ようやく解放されて心に誓ったのだ。

もう2度と本の上に寝まい。
即座に有言実行し、2度とこんな事態におちいらぬように本を整理したのだった。
その過程において、処分する本でパンパンに膨れた背中のザックと両手に
ぶらさげた今にも破れそうな紙袋と引きずっていたキャスターのせいで、
ホームレスに間違えられるという得難い経験もした。
何もかも懐かしいが2度と経験したくない。

人間と言うのは、自分だけは同じ過ちを繰り返さないと思い込んでいる者らしい。
当然ながら私も人間であり愚行を繰り返す事となるのは種族の宿命であったのだろう。
いや単なる自分の粗忽であった。

1度目と2度目の最大の差は、なんといっても高さ20センチの差であった。
たかが20センチと言うなかれ、結構その差は大きかったのだ。
まず天井が明らかに近くなった。結構な圧迫感である。
まぁ寝てしまえば気にはならないのだが。
起きて天井を見た瞬間の違和感は大したものである。
だがこれは実害があるというほどのものではない。

最も影響が大きかったのは冷房であった。
1度目も2度目も夏であり、冷房が大好きなので寝る時には必ず
お休みタイマーを入れていたわけだが、1度目と違って明らかに効きが悪い。
どうして本を積んであると冷房の効きが悪くなるのか？
そのワケは簡単で、冷たい空気は下へ沈み、20センチの差の分だけ
あたたかい空気に包まれているという実に科学的な現象であったのだ。

さて、2度目となれば固くてごつごつしているのを防げたかと言うと、
読者の予想を裏切る事なく、ほとんど防げなかったのだ。
一応タオルを2枚敷いて、凹凸を緩和してはみたのが、体重が掛かった途端にその
程度のクッションは潰れてしまい、無いよりはマシという程度にしかならなかった。

そういうわけで、現時点でも寝不足で腰が痛いのだ。寝不足で腰が痛いという状況は
何の説明もなければエロい連想をしてもらえそうだが、事実はこんなものである。

そういうわけで、みなさんは積んだ本の上で寝るのはやめたほうがいい。
これは2度に渡って同じ間違いを繰り返した愚かな人間からの魂の叫びである。

でも……3度目があるような気がしてしょーがないんだよなぁ。

2009/08/28

● 来週の『中目黒わくわくモンキーパーク』はスゴイです！

個人的な事情でお盆に実家に帰ったら「それでもオタクか！」
と三ツ矢Ｄに怒られました。いや、行きたかったんですけどね、コミケ。
ほら、日差しとか怖いじゃないですか。はい、すみません。
そんな訳で実家に置き忘れていた秘蔵のエロ本を無事奪還して
ホクホク顔のシャモアです。

現在開発室では水面下、というか海底あたりでモゾモゾと何かが動いている
気配がするような……しないような……といった具合です。
お伝えできるようなことがあればすぐにでも報告しますので
『仏蘭西少女』をまったりプレイしつつ、気長に応援していただけると幸いです。

さて、来週は第19回『丸谷秀人のつぶやき千里』公開、
アーンドWebラジオ第22回『中目黒わくわくモンキーパーク』配信予定です！

ゲストには『仏蘭西少女』少女役のまきいづみさん、
矢旗澤香純役のかわしまりのさん、織田桐舞子役の海原エレナさん
ほか、超豪華声優陣が出演予定の打ち上げラジオ前編！
遂に『仏蘭西少女』ヒロイン3人が揃い踏み！　誰にも止められない！

いやぁ、いったいどんなラジオになってしまうのやら……。
兎に角！　来週は絶対チェックしてみてくださいねっ！

そんな感じで今週のスタッフルームはこれにて！
それではー。

2009/08/21

● 日本の夏。エロゲーの夏。

季節はすっかり夏。
暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
どうも、こんにちわ。暑さにやられてネタすら思いつかない鹿乃シャモアです。

先週公開の『仏蘭西少女』ヒントページ＆ヒント機能アップデートファイルは
ご覧になられましたでしょうか。このヒントさえあれば難解なルートも
スイスイラクチンですよ！　是非ご活用ください！


さて、現在開発室は模様替えで大忙し。
いやー、片付けていたら出るわ出るわゴ……宝の山！
こんなのあったのか！　と驚きの連続で、
何気に今までの歴史を感じてみたり……みなかったり……。

っと！　こんなところになぎさちゃんフィギュアがっ！



出来の良さに思わずパシャリ。



いやーいいですねー。特にこのハチ切れんばかりの胸が……。

……と、変なことばっかりやってると怒られちゃうのでこの辺で。
そんな訳で、メイドのなぎさちゃんが連日連夜ご奉仕してくれる
『MAID iN HEAVEN SuperS』はお求めやすいSM3800シリーズと
なって大好評発売中です！

最後にお知らせが1点。
弊社夏期休暇に伴い来週8月14日（金）のスタッフルームはお休みさせて頂きます。
が、20回の節目を越えてテンションうなぎ上り中のWebラジオ
第21回『中目黒わくわくモンキーパーク』は公開予定ですので、
是非チェックしてみてくださいね！
ゲストはマスターアップの歌を担当された織姫よぞらさんです。お楽しみに！

そんな感じで今週のスタッフルームはこれにて。
それではー。

2009/08/07