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● ムチウチヤッタ?

ストーンヘッズの朝は三ツ矢Dの、この確認の一声から始まります。
毎朝1時間の『鞭打』が日課となっている新人の樹人くんへの、
あまりにも何気ない、思わず聞き逃してしまいそうな一言ですが、
よくよく意味を考えた後に、

「朝っぱらから『鞭打ち』っていったいどんな会社だよっ!」

と、時間差で内心激しいツッコミを入れまくっています。
きっとほかのスタッフも、
「ここなんて早朝SMクラブ?」
「カサンドラのウイグル獄長もビックリやでぇ……」
と脳内でツッコミをいれまくっているはずっ!
あくまで脳内であって、誰も口に出さない奥ゆかしき開発室では
キーボードのタイプ音がポチポチと響くのみ。
いい加減だれか口に出してつっこんでくださいよー!
(ちなみに『鞭打ち』とは言っても実際は『タイピングSM 鞭打』のことです
 詳しくは、2010年1月15日のスタッフルームをご覧下さい)

そんなこんなで何かと突っ込みどころの多い開発室ですが、
最近は仕事でヤラかしてしまった時の為に、罰ゲームが用意されました。
その罰ゲームとはズバリ「公開ラブ○ラスモード」!
(ラブ○ラスモードとは、ご存知DSソフト『ラブ○ラス』で
 音声入力にて会話が可能というゲームシステムのことです)

で、自分の部屋でニヤニヤしながらやるのはかまわないのですが、
そこは流石に罰ゲーム。「公開」ということで、休憩時間中に
開発室スタッフが眺める中、プレイしないといけないわけで……。
ハタから見たら無機物相手にクニャクニャモジモジしながら、
「あ、あの……えと……う、あ……」
と童貞丸出しでDSに向かって声をかける姿は、まさに拷問。
とにかく想像しただけで悶絶級の辱めで、今まではことあるごとに
「これもプレイの一環だと思えば!」
で済ませてきた私シャモアも、今回ばかりはお手上げです……。

そんな罰ゲームをやらなくてもいいよう、スタッフ一同、
今日も元気に(目を血走らせながら)新作の制作に取り組んでおります。
もう少し暖かくなれば情報をお達しでき……る……かと、思いますので、
もうしばらくお待ち下さい。

さて、最近DL版のリリースが続いておりますが、来週2月5日(金)
遂にDL版『女郎蜘蛛〜真伝〜』がDMM様からリリース予定です!
日本独自の文化である「縄」と「縛り」に焦点をあてた緊縛調教シミュレーション
でして、多彩な分岐によって紡がれる数多の物語は濃密の一言につきます!
そして、特筆すべきは『仏蘭西少女』とリンクした大正浪漫を溢れる世界観!
『仏蘭西少女』に登場した蝶子が、本作ではメインヒロインとして登場します
ので、『仏蘭西少女』はプレイしたけど『女郎蜘蛛』はやったことがない、
という方も、是非この機会プレイされてみてはいかがでしょうか。

そんなわけで今週のスタッフルームはこれにて!
それではー。


2010/01/29

● 丸谷秀人のつぶやき千里・第24回

 これは私が亡き叔母から聞いた話です。
 
 彼女がまだ若かった頃、いわゆる第二次世界大戦とか太平洋戦
争とか第二次世界大戦とか呼ばれている戦争があった。
 で、戦争中、彼女が住んでいた帝都東京も敵爆撃機に爆撃され
る可能性があるということで、市民もそれに備えた訓練をさせら
れていたのだそうです。もちろん、彼女が住んでいた町でもその
訓練は実施されていたのだそうです。
 訓練のメニューは様々で降ってきた焼夷弾を竹箒みたいなもの
で叩き落としたり、爆撃により発生した火事を消すためにバケツ
リレーの練習をしたりと色々あったそうです。
 で、困ったことに叔母のお父さん、つまり私は顔さえ見たこと
もない私の祖父はその訓練に全然参加しなかったそうなのです。
別に反戦主義者とかじゃなくて、単にゲートルが嫌いだったのだ
そうです。ゲートルというのは、昔軍人が履いていた靴で(正確
な説明じゃありませんが、そんなものだと思ってください)それ
がダサクて嫌だったんだそうです。で、ゲートルが嫌いなんで軍
人もダサクて嫌いだったそうです。訓練の時はそういうものをつ
けていなければならなかったので、それが嫌で嫌でたまらなかっ
たのだそうです。
 よく言えばおしゃれさん、悪く言えば変人ですね。
 で、訓練に参加しないとなれば周りが白い目で見るのは火を見
るよりも明らかですよね。当然、叔母が訓練に出ると、近所の真
面目に訓練に参加している人達から、父親が訓練に参加しない事
をさんざんに言われたそうです。愛国心に欠けるとか、この非常
時にお国のために働くのを嫌がるとは何事かとか、だったそうで
す。相手は真面目に訓練し、言動も時局にかなって愛国的ですし
町内会の偉い人達なんかもいて、反論もしにくい事ですので、ひ
たすら恐縮して聞いているしかなかったのだそうです。
 もっとも、そういう真面目で愛国的な立派な人々が立派な言葉
で責め立てた人達は彼女の父の他にもいたそうで。病気で外出す
るのが大変な人や、他の色々な事情で参加が余り出来ない人も、
さんざんなことを言われていたそうです。
 で、戦争末期、ついに、敵の爆撃機が空を埋め尽くすようにや
って来る時が来ました。アメリカの爆撃機は胴体をぱかぱかと開
き、たくさんの爆弾を投下し始めました。真面目で愛国的で立派
な人達は、訓練通り立派に防空活動を始めて、降り注ぐ爆弾の猛
威に立派に立ち向かったのでした。もちろん彼女の父は今迄訓練
もろくにしていなかったので、なんの役にも立たなかったそうで
す。やっぱり日頃の備えは大切ですね。
 という展開には、話の流れから読者の方々も予想していたとは
思いますが、なりませんでした。
 なんと真面目で愛国的で立派な人達は、日頃の立派な言葉の数
々はどこへやら、あれだけ真面目に参加していた訓練の成果を示
す事もなく、いち早く逃亡していたのだそうです。残されていた
のは、日頃訓練に参加しないか、事情があって参加できなかった
人達ばかりだったのだそうです。
 取り残されてしまった彼らは病弱だったり老人だったり訓練が
足りなかったりでしたが、もはや逃げる事も出来ず、降り注ぐ爆
弾の猛威に立ち向かい、焼夷弾を屋根から払い落としたり、必死
にバケツリレーを始めたそうです。
 で、最初のうちは慣れていないので、リレーをしている内に水
を全部こぼしたりしていたそうですが、すぐにこつを掴んで立派
にリレー出来るようになったそうです。
 
 私は幼い頃、初めてこの話を最初に聞いた時。
 
「逃げた奴ら……。
 なんて口先ばっかりの嘘つきの卑劣な奴らなんだ!」
 
 と思ったものでした。
 
 後年。『勇者は酒場にはたくさんいるが、歯医者の診察台には
ほとんどいない』という言葉をある小説で読んだ時、この話を思
い出し大きくうなずいたものです。
 
 ですが、今となっては少々思うところが違います。
 
「叔母を責めた時の彼らは、
 嘘偽りのない本気だったのかもしれない」
 
 なぜ、こんな事を語ったのかと言えば、私がこれから述べよう
とする『選択肢の困難』という問題を説明するのに、この話は適
切な例だと思うからなのです。
 
 さて、このコーナーを読んでいる人のうちの少なくとも数人は
ご存じかと思いますが、(というか数人が読んでいるかも怪しい
ものですが)私が作って来たエロゲ−の中に、幾つか、選択肢が
多数あるゲームがあることをご存じかと思います。
 『輪恥』『女郎蜘蛛』『仏蘭西少女』『SEXFRIEND』
がそういった系列のゲームです。どちらかといえば『ドライブ・
ミー・クレイジー』もこの系列かもしれません。
 これらのゲームは内容(ソフト)こそかなり異なりますが、選
択肢のシステム(ハード)は似ています。どれも徐々に変化はし
ているものの、基本的には同じ設計思想に基づいて作られたもの
なのです。
 『選択肢の困難』というのは、これらのゲームを作る時に、い
つも頭にあって、なかなか解決が見つからない問題の事なのです
が……。
 
 今回は長くなりそうなので、次回へ続きます。
 真面目な話が続いてしまってすみません。
 
 興味がある方(恐らくほとんどいないと思うけど)は一月後の
続きをお楽しみに。


2010/01/22

● 日々是精進

日本男児なら袴に決まってる

そう意気込んで、袴を着ていざ成人式に行ってみたら、
袴を着ていたのは自分を含めて数人しかおらず、何か寂しい気分になりました。
成人式と聞くとそんなことを思い出す樹人でございます。
数少ない袴着用者ということで、やたら注目されたことを思い出します。

成人の日も過ぎ、新年になって早くも半月が経ち、
世の中に仕事に勤しむ人が通りを行き交う日常が戻ってきました。
いつまでも去年のことを引き摺っているわけにも、
年明けのめでたい気分に浸っているわけにはいきません。
気持ちを切り替え、引き締めていかないといけません。

そんなわけで、私は気を引き締めるためにある鍛錬を始めました。
このような場に文章を掲載している身でありながら、
実はあまりタイピングが速くないので、その点を改善すべく、
エロとタイピングが融合した色んな意味で実用的なソフト
『タイピングSM 鞭打』で毎日、自己鍛錬を重ねております。

しかしこのタイピングソフト、問題文がすさまじいです。
これって普段は絶対に使わないだろ、と突っ込みを入れたくなること
必至の問題文が出てきます。
「セックス」「アナル」「緊縛プレイ」などといった18禁作品ならではの
単語はいいとしましょう。

「お兄ちゃんパンツきつい」
「黒人熟女と動物園デート」
「私の妻の写真で抜いてください。」
「この封筒に、丁寧に炒った胡麻を入れておきました。」

といったような、問題を考えた人のこだわりが感じられる文章や、
頭の悪い翻訳ソフトも舌を巻くようなわけのわからない文章が
当たり前のように出てくるのです。

文章が文章なので、これって本当にためになるのだろうか?
と、思わないわけではありませんが、始めてからまだ1週間ほどですし
成果を期待するにはまだ早いので、気長にやり続ける事にします。
皆さんも新年になったのを機に、何かを始めてみたらいかがでしょうか。

Webラジオについて1つお知らせがあります。
現在配信中の第25回「中目黒わくわくモンキーパーク」ですが、
1月29日(金)までの配信とさせていただきます。
某有名シナリオライター2名をお招きしての「年忘れエフェクトボイス座談会」、
現在水面下で進行中の実際の企画資料を使っての「仮想シナリオ会議」など、
いつも以上にキワドく面白い企画満載ですので、是非チェックしてみてくださいね。

といったところで、今回のスタッフルームは以上です。
それでは失礼いたします。


2010/01/15

● あけましておめでとうございます!

着物の着付けができないから手伝えと言ってきた妹と
正月早々飲んだくれてコタツでへべれけになった姉のはさみやきー。
マルー!(頭の上に手でわっかをつくりながら)

どうもこんにちわ、鹿乃シャモアです。
「姫はじめ」という言葉がもうエロ用語にしか見えなくなってしまいました。
というか、そもそも本来の意味すら知らないままにただのエロい言葉として
認識していただけのような……、と思い気になって調べてみたら
本当にただエロ用語でした。

さて、新年早々お知らせです!
DL版『SEEK2 -SADISTIC BABYLON-』が
DMM様から本日1月8日(金)、発売となりました!
SM調教ゲームの代名詞的存在として知られる本作は
SMファンからスカトロファンにまで……って範囲せまっ!
まぁとにかく、いたいけなヒロイン達をじわりじわりと
快楽に堕としていく過程を存分にお楽しみ下さいっ!
そんなわけで鬼畜&調教系が好きな人はもちろん、
調教系エロゲをプレイしたことがないという方も
この機会にプレイされてみてはいかがでしょうか。

現在開発室では新企画が水面下にて進行中ですが、
お披露目はもう少し先になりそうな感じでしょうか。
その点については第25回「中目黒わくわくモンキーパーク
にて三ツ矢Dがちょこっと触れているので
まだチェックしてないって方は是非聴いてみてくださいねー!

といったところで今週のスタッフルームはこれにて。
本年もよろしくお願いいたします。
それではー。


2010/01/08

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